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Morphy One[もるふぃーわん] Morphy One(モルフィーワン)とは、合資会社モルフィー企画によりオープンハードウェアの名の下に開発が行われていた携帯情報端末 (PDA) である。しかし製品が日の目をみることなく総責任者が破産宣告、公募で集めた巨額の資金が泡と消える事件へと発展した。 == 概略 == 1999年にHP200LXの生産中止がヒューレット・パッカードより発表された。これを契機として、佐川豊秋(ハンドルネーム:とよぞう)は、NIFTY-ServeのフォーラムFHPPCにて、HP200LX内での後継機となりうるDOSベースのPDAを自力で製作する構想を発表した。佐川はNIFTY-Serve上で出資者を募り、合資会社モルフィー企画を立ち上げた。 2001年には量産用試作基板の実装が完了したと発表された。しかし、2002年には開発の行き詰まりが明らかになった。具体的には回路設計に問題があり、かろうじて評価ボード上でMS-DOSが起動したかどうかという時点で開発が停止した。 2003年5月20日、モルフィー企画は破産を宣告、計画は終焉を迎えた。事前に7000万円程度の代金を予約者などから集めていたこともあり、債権者集会では予約者から「金返せ、詐欺だ!」等の罵声を浴びせかけられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Morphy One」の詳細全文を読む
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